歴史

インド式マッサージといわれている“アーユル・ヴェーダ”。約5000年の歴史をもつインドの伝統的なトリートメント法で、生気・生命を意味する“アーユス”と、知識・学を意味する“ヴェーダ”の複合語です。インドではマッサージというよりも医療という考え方が強く、中国医学とギリシャ医学と並んで世界三大医学のひとつといわれています。
食事療法やヨガと組み合わせて行われるアーユル・ヴェーダは紀元前8世紀〜紀元前10世紀頃を盛んに行われ、その後様々な技法が加わり、現代まで受け継がれてきました。
マッサージ方法とは?

アーユル・ヴェーダでは体内のバランスを整えて美しく健康的な体をつくることを重視していて、トリ・ドーシャ理論に基づいています。トリは数字の3、ドーシャは体を構成するエネルギーのことを指し、このバランスが心身の健康状態に大きく影響すると考えられています。トリ・ドーシャのバランスが崩れることにより病気を引き起こしてしまうため、このバランスを整えるためにアーユル・ヴェーダの施術が行われています。
アーユル・ヴェーダは大きく分けて3種類のマッサージがあります。
第三の目といわれる額の中心にあるチャクラにオイルを流してマッサージをするシロダーラ、頭皮にオイルを塗ってマッサージをするシローヴィヤンガ、全身にオイルをなじませてマッサージをするアヴィヤンガです。
心身の健康維持と向上、病気の予防をするための方法として注目されています。